”うつわ”展で、ルーシーリーと木の作家エルンストガンペール、陶芸家ジェニファーリーの3人展。
ルーシーリーさんは本屋さんでたまたま見かけてすっごく感動してきれいな器だなーと思って。以来、彼女の大ファンだったんですが、なんと陶芸展をやっているというので!これは絶対本物を拝んでみたい(@0@)!!!
リーさんは普通の陶芸家と焼き方が違うのだそうです。普通の陶芸は釉薬をかけて何回かに分けて焼くのだそうですが、彼女は釉薬を塗ってかわかして、塗ってまた乾かし、1回しか焼かないのだそうです。その表情や色は独特で、無駄がなく、フォルムがすっごく美しい!
彼女が生きた時代は、アールヌーボーの時代が終わり、近代建築が変わって出てきて装飾的なものを排除したミニマリズムの建築にもぴったりだったそうで、多くの建築家に好まれたのだそうです。
写真に載っている彼女の写真は若いときとっても美しいんです!でも、もっと素敵なのがおばあちゃんになった姿がすっごくかわいくて。すごく素敵な笑顔で。あんなふうに年を重ねられたら素敵だなーーーって。自然体で、その生き方が作品によく表れてる感じがします。シンプルで余計なものがそぎ落とされたフォルムと表情。
今思うと、最近インテリア雑貨屋さんで現代の和、現代の暮らしに合う器の提案をしているのは意外とリーさんの陶芸の形が原型なんじゃないかと思っちゃうくらいです。
日本の陶芸より、より日本らしくてわびさびを感じた刺激的な一日でした(^-^)