そしてもうひとつ。すごく小さくてかわいらしいおばあちゃんの姿を見るとあんな風に年を重ねられたらって思います。
彼女は綿密に釉薬を合わせる調合を研究し、釉薬ノートというのが残っていてそのノートも展示されていたのですが、一番の特徴は釉薬を塗って一度しか焼かないのだそうです。
ある日、オーダーを受けた仕事で重ねて焼いている時間がなく偶然発見したのだそうですが、以来、釉薬を塗っては完全に乾かし、また塗ってとその作業を重ねてある意味計算して焼くこと、そして電気釜を使うのが特徴です。
私は大の器好きですが、自分で陶芸はしないので、その作り方に関しては詳しくないのですけど、日本の陶芸はやっぱり昇り釜が特徴なんだと思います。昇り釜に燃えている方の話を伺うと、どんな木を燃やすのかで温度が違ったり、還元した時や灰がどうつくかなど、全然違ったところにポイントがあるように思います。
私はルーシーリーの前溶岩釉というちょっと溶岩のような表面でお抹茶色をした器が大好きなのですが、なんと今回その現物を見てしまいました!!!
本当にお抹茶をたてた時にできる泡を器全体にまとってしまったような仕上がりなんですよ(^ー^)
この私がお抹茶と呼んでいる器をぜひ探しに見に行ってみて下さい(^0^)!
No comments:
Post a Comment