Sunday, October 31, 2010

ローズマリーのブーケ



もう、長いおつきあいをさせていただいている栃木の真岡市にあるホテルのクライアントから久しぶりに連絡をいただき、久しぶりに栃木県へ行ってきました。
真岡市は新幹線で宇都宮まで行き、石橋という駅まで在来線を乗り換えてそこからタクシーで30分という電車で移動する私にとっては旅のお客様。すぐ近くに益子焼で有名な益子があります。
真岡市は日産と本田の工場があるため、一時はものすごい出張者でホテルや宴会の需要がすごかったのだそうですが、ここのところはこの自動車業の工場が海外へ流れ、ホテルとしては老朽化も進み客室を取り壊して、ウエディングと飲食(宴会のみ)に整理してしまおうかとのこと。
でも、こちらの専務はとっても植物がお好きで、樹木から、ハーブ、草花、バラとプロ顔負けに詳しくていらっしゃって。
もともと、ホテルになる前はお茶屋のような芸者さんが来る割烹が始まりだったのだそうで、殿方の社交の場だったそうなのですが、裏には、その名残で茶室のような建物と、敷地の裏手に流れている川には赤い太鼓橋がかかっていて、その両脇には桜に木の並木道。そのお庭はものすごく見事で、滝とかも流れているのですが、専務が手を入れて、かわいがった樹木や花たちは今や和風庭園から洋風の素敵な風景庭園に変わっています。
幅の広い滝から流れ落ちた池には6月には蛍がみられるのだそうです。
バラもオールドローズに凝っていらっしゃって、なんと神戸からロイヤリティーを買って苗木を取り寄せてるっていつか話を伺ったことがあります。
ちょっと心なしか元気がないように思えた専務にずーーーっとお世話になったから何かいいアイデアはないかしら?って。この宝物を埋もれさせるのはもったいないですものね。。。。。
そんな専務が、帰りにお庭を見て帰らない?って誘って下さり、ご自慢のお庭を説明を受けながらまわりました。
はさみをもって手入れをしながらまわる専務。私も相当の植物好きだけど、もう全く歯が立たないくらい大先輩で(^ー^)
そうしたら、紙袋いっぱいにハーブを入れて持たせて下さいました。
みんな丸々太ってぐんぐん伸びた健康優良児たち。

新幹線でもいい香りにつつまれて、東京に帰って来てからも声をかけられるくらい。
依頼された仕事というより、なにかもっと素敵なここだけにしかないものを知ってもらえて人が集まってくる方法ってなんなのかなぁ。。。。。っていつものように頭の中がぐるぐるの妄想ワールドに入っていった私なのでした。

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