Sunday, July 15, 2007

祇園祭り宵々々山その4

旅館の入口に飾られた金屏風と鉾の先端

夕飯が終わっていよいよ宵々々山の風情を味わいに街へ出ました。といってもあいにくの大雨でしたが、街はゆかたを着た人でいっぱいになtっていました。 初めて見る山鉾は大きくて、豪華!祇園祭りは869年に疫病が流行したため、疫神の祟りをはらわんとして、悪疫をはらう意味の鉾と作山を作り、祭事を営んだのが始まりなんだそうで、八坂神社のお祭りです。山鉾は全部で32機。一番先頭を行くのが、長刀鉾と決まっているのだそうです。
宵山では、山鉾を飾る前懸や胴懸、角金具、下水引などを間近で見せていただけます!
応仁の乱で都が焼け野原になったときに一時祭りは中断され、江戸時代に入り、商業都市としても華やかになった時代から町衆と呼ばれる町人層が実力をたくわえるようになり、豪華な祭りが再興されていった経緯があるらしく、その頃舶来品で贅沢だったタペストリーなどを飾ったりしたのが現在華やかなまわしのような山鉾の飾りとなっているみたい。このタペストリーは16世紀にベルギーで作られた5枚シリーズの1枚と大変貴重なものらしい。

これは下水引を先端を飾るタッセル。

お囃子の音を聞きながら、街を散策し、それぞれの山鉾の言われなどを見て歩くのはかなり趣き深いとともに、歴史を肌で感じた旅なのでした。


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