Sunday, September 18, 2011

染色家芹沢美術館

染色家の芹沢 銈介美術館へ行きました。前に横浜そごうだったと思いますが、見たときに感動して、一度静岡のここに来てみたいなぁと思っていたので、とても良い機会でした。
柳宗悦を師とし民芸運動の活動を20世紀中頃にしていたのですが、前の展示会では、その時代に柳宗悦の依頼で創刊した雑誌"工藝"の装丁を担当したものが飾ってあってこれがすごくきれいだったんです。
民芸運動では、"用の美"として、工芸とは違い、暮らしの中で使っているものの強さと実用的な機能美あふれる美しさに焦点を当てたのですが、同時に手仕事の美しさに着目し、19世紀イギリスで起きたアーツアンドクラフト運動の影響も受けたのだそうです。
私も、ウィリアムモリスのアーツアンドクラフト運動に共感しますし、工芸や世界中の手仕事に引かれ、旅行する事が大好きなのと同時に各国の技術を見たり、持って帰るのが好きなのです(^_^)
今自分の仕事も、最終的には人の手で作ったものにこだわったり、何か後世に今少なくなっている手の技術を伝えていく橋渡しになりたい思うのも、何か共通のものがあるように思えるんです!
しかも、芹沢さんのコレクションが展示されていたのですが、きれいな刺繍が施された衣装や、インドの布など、私も収集しかねないものが沢山あって(^_^;)
なんだか、ますます身近に感じてしまったのでした。

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