Sunday, February 15, 2009

京都の旅その3”お庭めぐり”

京都に行くと必ずお庭めぐりをします。今回は洛南。東福寺と光明院と雪舟寺、霊雲院。東福寺は紅葉が有名なのだそうですが、冬もなかなか風情があります。もみじって枝がほんのり赤いんですね。
雪が降っててもきれいなんでしょうね。山深くて高低さがあって長い回廊があって。

市松の砂利。一体どこから始めるのかしら(^-^;)でモダンでかっこいいですね。


光明院はとっても小さなお寺。入口に椿が一輪生けてありました。美しい。惚れ惚れです。

ここも枯山水です。波の波紋がきれいですね。宇宙をあらわす岩。

小さなお庭なのに、すごく奥行き感があって、見る方向が違うと全く違う表情をもつ。どうしたらこんなふうになるのかな。ここはつつじがきれいなんだそうです。
冬の京都はともかく静か。人が少ないのがとってもいいです。雪舟寺は貸切状態でした。椿の真ん中にひよどりが止まっているのが見えますか?

お庭で唯一の音がひよどりが椿の花をついばむ音とつくばいに落ちるわずかな水の音。静寂の瞬間。
室町時代の画僧の雪舟が作庭した枯山水なのだそうで、ちょっと影になっていますが、奥の右側が亀をかたどった亀島、左が鶴を形にした鶴島が配されています。ここはシンプルなのに、ものすごい緊張感があります。無駄なものをすべて排除して必要なものだけ残したマイナスの美なんでしょうね。
私が気に入ったのが、この丸窓に切り取られた風景。ため息がでますねー。本当に自分を振り返っちゃいます(^-^;)

利休好みの窓ですよね。障子の真ん中につたが編みこんでありました。
こちらは霊雲院。大きな波紋ができています。こちらも枯山水です。私の一番の好みは回遊庭園なんですが、年を重ねてからは、枯山水も大好きになりました。

大きななみから小さなうねり。鳴門海峡みたい???カメラで1枚におさまらないのが残念ですが、これも全体をみると流れがあって、自然界をミニマムにまとめていて美しいです。
京都のお庭は心が洗われると同時になんだろう。原点に返るというんでしょうか。いつも感動と新しいクリアな自分に戻れる感じがします。
今回もとっても素敵な体験でした(^-^)











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