
いやーな予感がする気が重い打ち合わせってありますよね。
今日はまさにそんな1日。
クライアントのご予算とやりたい内容がかけはなれていて、絶対金額追いつかないからなんとか妥協点を話し合わなければと思って臨んでいるのに、妥協はしたくないと言われた時にはほんと困ったなーと思いますよねー。なんだかうまく進まず力が抜けて、夜も遅くなってたし、どーしよーかなーっと思ってたら、我が家の食いしん坊もちょうど仕事が終わったから外で食べようというので、気分転換にそうすることにして、さてどこで食べようかーってことになり、とりあえず白金にあるカルミネさんの店に各自集合ということになったんです。田町から向かう私はタクシーに乗り込み慶応の横を通って白金方面へ。
途中携帯が鳴り、”向かう途中でよさそうな店を見つけたから場所変更するよ”とメールが入り、指示のもと天現寺交差点の方へ向かうと、一目で我が家のハンターが好きそうな店構えの1軒屋があり、絶対ここに違いないと確信し、”運転手さん止めてくださいー!”
タクシー降りたらテントにボワーっと光で映し出された文字が見えた。
LA BISBOCCIA 間違いなく指定された店だった(^-^)
中へ 入るとますますなんともいごこちのいい空気で、あれ?イタリアにきちゃったのかな?というくらい日本の空気が微塵もない。
驚いたことに、イタリア人客の多いこと。
もしかして、ものすごいいいとこ久々に見つけちゃったんじゃない?と言うと、ハンターは鼻高々に”どーお。僕の鼻は!”とご機嫌なご様子。
いいからメニュー見てみてと言うのでメニューを広げると、これまた日本人用に全くいじられてない王道イタリアンで、ローマかどこかに来ちゃったみたいで、さっきまでの気落ちしていた私はどこへいってしまったのというぐらい、目が爛々とメニューを追いかけていた。
ほどなく店員さんがきて、今日の魚をワゴンで運んできて説明してくれ、パスタも手打ちパスタに本日のソースメニューがあり、全部試したい!と食いしん坊の食い意地が出そうになってしまった。
今回は、生ハムの盛り合わせ、花ズッキーニのモッツアレラチーズ詰めのフリットに、パスタは野菜のオレキエッタとフレッシュポルチーニのパスタ。メインは子羊のローストでしたが、どれも味が日本のイタリアンの味じゃない!子羊はジューシーで香りがよくもちもちしていてすごくおいしい!
お腹はすでにいっぱいだったけど、ワゴンいっぱいに運ばれてきたデザートのケーキがこれまたすごくおいしそうで、グラッパの種類もものすごい種類で全てワインの名前が分かるような今までにあまり見たことがないものばかり。
店内のインテリアも堅苦しくなくアンティークレンガが使われていて落ち着いた雰囲気で、ほんとうに扉を開けたらイタリアにタイムスリップしてしまったような夜でした。